12月は納期に注意！アメリカ業者の休業日はいつ？さらに旧正月とは？
目次
アメリカから名入れ商品を取り扱っていると、当然、アメリカ国内での祝日やイベントが納期に関わってきます。
特にクリスマスシーズン（12月中旬から年始）は工場が約2～3週間閉鎖されるため、稼働しない時期があります。
通常、アメリカの名入れ商品は基本スピーディーな納期で、校正完了から約７〜１５営業日ほどで出荷されますが、ホリデーシーズンに重なると1か月近くかかることもあります。
そこでまず、アメリカの主要な休業日や祝日をまとめました。
以下の時期にオーダーをする際は、納期に注意が必要です！
アメリカ企業の基本的な休業日
○土・日は絶対休み！
基本的にアメリカの企業は土日がお休みです。運送業者も多くが土日はお休みで、土日配達を希望する場合は追加料金がかかることが一般的です。
サービス業や小売店で働く人たちはシフト制の場合もありますが、名入れ品の工場や事務員など、ほとんどの一般企業は土日休みです。
○クリスマスホリデーが長い！
アメリカでは、国が定めている祝日は12月25日のクリスマスだけですが、実際には12月中旬から年始までお休みになることが多いです。
例えば、弊社の得意先のアメリカ工場の生産は12月中旬ごろから軒並みストップですが、オーダーの受注停止が12月頭からになるところが多いので、11月末までにオーダーを確定させないと、生産開始が年明けからになる場合があります。
なので、12月や1月に日本納品でオーダーをする際は、12月はまるまる一ヶ月稼働しないと思ってオーダー進行するのがベストです。
○年始の休みは短い！
アメリカの年始は、日本のような三賀日もなく、ほとんどの企業が1月1日までお休みで、1月2日から通常営業に戻ります。
新年のお参りといった習慣もなく、年越しの花火で盛り上がった後は、年始はあまり重視されないんです。
○感謝祭シーズンもあなどれない！
アメリカでは11月の第4木曜日に「サンクスギビングデー（感謝祭）」があります。もともとは収穫に感謝し、皆で食事を楽しむお祭りでしたが、現在では家族や友人が集まり、七面鳥を囲んで食事をするのが一般的です。
この時期は帰省する人も多く、1週間ほどお休みを取るケースもあるため、第4週は企業は開いていても人員が少ないことがあります。そのため、アメリカ工場との連絡が遅れたり、製造に通常より時間がかかることもあります。
○ウサギと卵がシンボルのイースターホリデー
キリスト教の「復活祭」に合わせて、アメリカでは「イースターホリデー」があります。国の祝日ではないものの、「スプリングブレイク（春休み）」として多くの人が休暇を取る時期です。
4月中旬から下旬にかけて3～4日ほどお休みする人が多く、この時期は企業によって人手が少なくなることもあります。そのため、工場との連絡が遅れたり、製造に通常より時間がかかることもあります。
○サマーバケーション
アメリカでは夏になると「サマーバケーション」があり、特に小学生や高校生は約2ヶ月ほど学校が休みになります。
そのため、7月は夏休みを取る人が多く、企業によっては人員が少ないこともあります。特に、小売業やサービス業は夏休みを取りやすいので、名入れ品の製造に遅れが出る可能性があります。
○上記の他に色々あるアメリカの祝日
アメリカでは、クリスマスや感謝祭以外にもさまざまな祝日があります。
- 1月第3月曜：マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デー
- 2月第3月曜：大統領の日
- 5月末月曜：メモリアルデー
- 9月第1月曜：レイバーデー（労働祭）
- 10月第2月曜：コロンブスデー
- 11月11日：退役軍人の日
また、州ごとに異なる祝日もあり、ここに挙げたものはアメリカ全体で定められている祝日です。
中国企業の休業日
中国も長期休暇が多く、特に旧正月や国慶節が有名です。旧正月（春節）は1月末から2月初旬にかけて行われ、約1週間から10日間ほど休みとなります。国慶節は10月1日から約1週間の休暇が一般的です。
この期間中は企業の生産がストップするため、オーダーの納期が遅れる可能性があるため、通常納期に加えて4～5週間ほどの余裕を持ってご注文いただけると安心です。
いかがでしたでしょうか？
日本に比べて祝日は少ないものの、アメリカでは意外と長期連休を取って、家族や友人と過ごすのが一般的です。
特に12月のホリデーシーズンは最も長い休暇のため、納期には十分ご注意ください。日本納品を12月中旬～1月上旬に予定する場合は、遅くとも11月上旬までに校正を終わらせると安心です。
中国やアメリカ工場に依頼する際の参考にしていただければ幸いです！
最後に、日本の休暇も、祝日、8月のお盆、年末年始に注意してスケジュールを組んでくださいね！